ブログ再開〜機材の話『Nikon Z7』〜

あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

 

LosAngels

ブログもカメラも辞めたか?!ってそんな事は有りません。久々更新です。

 

この放置期間中は、機材もかなり入れ替えました。

 

昨年春にはNikon Z7も導入しました。ネット上で悪く書くスペックオタクの通称ネット住人さんも特にカメラ関連は多い様に感じますが、『実際使ってみないとわからない! 使いにくければ売却!』というつもりでとりあえず導入してみました。

 

また、Nikon D6の発売間近との事で、早々にD5は値下がりを懸念して手放しました。D6を待ち焦がれている中、D780が発表され、動揺してみたり、邪念が絶えない毎日を送っております。

 

もうそこらじゅうで書かれている内容ばかりですが、スペックオタク的でなく、実際に使用したZ7のインプレッションです。

 

風景写真とポートレートは、めちゃくちゃ使い易いです。Nikon Z7(又はミラーレス全般)のGoodな点、Badな点を書いてみます。

 

◆風景写真に関して(良い点は〇、悪い点は×で箇条書き)

 

◎フォーカスポイント

 

風景写真で、あまり外周付近にピントを合わせる事は無いですが、フレーミングを決めて雲台を固定した後も、フレーム一杯に自由にフォーカスポイントを移動出来るのは快適です。

 

◎EVF(電子ファインダー)の恩恵1

 

まず、撮影中超ロングシャッター時を除き、ファインダーも背面液晶も、常にライブビュー(プレビュー)状態となる為、撮ってみて再生して色合いと露出確認ではなく、撮影中から撮影結果を見ながらシャッターを押すイメージです。もうこれは、一眼レフが勝負のスタート点にも立てない位の差が有ります。特に逆光時の露出補正などの苦労は皆無です。結果がそのまま見える訳ですから、マニュアル露出で撮影していれば、とても快適です。

 

◎EVF(電子ファインダー)の恩恵2

 

夕陽ハンターの小生にとって、D850のクリアで明るい光学ファインダーなんか覗きながら、且つ、実際の夕陽も睨みながら撮影していると、目が壊れます。すぐに運転なんて出来ない程、目の前に赤や黄色や緑の風船みたいのが降って来ます。EVFは夕陽の絵とかテレビとかを見ている感覚で、あくまでも液晶の光量でしか見えないので、目が壊れません。夕陽を撮る事が多い小生にはもしかしたら最大のメリットかもしれません。

 

〇EVF(電子ファインダー)の恩恵3

 

兎に角、液晶とファインダー内の情報量が多いです。というよりもほぼ必要な情報が全て画面上に表示されております。むしろ、情報が多過ぎて困る(邪魔な)位です。

 

一眼レフの場合、背面液晶で撮影する場合は情報量多いですが、光学ファインダーでは情報は極限られた物となります。(SS、絞り、ISO、露出ゲージ、水平儀、連射可能残数、撮影モードなど) つまり、ファインダー撮影時も設定情報を確認する際、いちいちファインダーから目を離さなくても全てを確認可能です。

 

〇軽さと大きさ

 

常時車で移動しており、激しい登山が伴わないスタイルなので、あまり軽さと大きさは関係無いと思っておりましたが、やはり軽くてコンパクトで高画質、高画素は良いですね。2台持ちの時は猶更です。

 

◎レンズの画質が凄すぎる点

 

現在は、以下のレンズのみ所有しており、その他はFマウントレンズを使用しております。

・Z24-70mm F4

・Z14-30mm F4

・Z50mm F1.8

なんせ、この14-70mmレンズがF4で通せる事と、非常にコンパクトな事のメリットは大きいです。

 

で、このレンズ達は、風景撮りに限って言えば、F2.8ズームで揃えようなんて邪心は全く沸かない程、高画質です。単焦点派の小生も、なんとZ7を導入してからは、このズーム2本で出掛ける事が多くなりました。

 

強固三脚に、強固な雲台、フィルターで有害光を除去して完璧な光を入れると、3Dでは無いかという立体感が出ます。絞り開放とかそういう物でなく、風景撮りでF8-11位で撮影している時の話です。

 

◇レンズのラインナップに関して(どーでも良い事)

 

『レンズラインナップが少ない!』と記載されているのをよく見ます。確かに・・・ でも、元々ニコンユーザーの方はよーく考えて下さい。

 

この様な批判をするのは、レンズラインナップが充実した際、さっさと全てのカメラ資産を処分して、Zシリーズに完全移行される方のみ許されるセリフだと思ってます。他社カメラからNikonへ乗り換える方も該当しますね。

 

僕はお仕事でスポーツの写真も撮るので、一眼レフ(現在はD850のみ)は手放せません。星空の写真も一眼レフの方が撮り易いです。

 

大事な点 : Fマウントのレンズは、マウントアダプタ『FTZ』を介して、Zマウントのカメラで使用可能。

大事な点 : Zマウントのレンズは、Zマウントのカメラでしか使えません。

 

一眼レフが必要(=残す)以上、全てをZシリーズへ移行する事は出来ないんです。従って、例えば、Z14-24mm、Z24-70mm、Z70-200mmのF2.8の通称大三元が出ていても、D850(又はD6)で使えないのであれば全く買う気ににはなれません。これは、レスポンスや合焦速度、バッテリー持続時間など、全てにおいてミラーレスが優位となる迄は、完全なZシリーズへの移行は出来ないと思ってます。

 

今は風景撮りは14-30mm、24-70mmのF4で十分です。この小型軽量レンズだからこそ、ミラーレスの機動力の良さが活かされると考えております。

 

×マニュアルフォーカス時のピントリングが使いにくい

 

ピントリングが完全にデジタルリングになった為、いまいちダイレクトなマニュアルピント感が不足しており、星空撮影時のピント調整は小生にはほぼ無理です。従って星空は殆どAF-S20mm F1.8GやAF14mm F2.8、AF-S14-24mm F2.8などを使用します。

 

このリングは、絞りにも割り当て出来たり、露出補正に割り当て出来るメリットもあるんですが、流石にD750以降、ボディ前後の2ダイヤルに慣れてしまったので、ピントリングとして使っております。

 

ピントリングに関してFシリーズに完敗です。星などで、焦点距離固定で撮影する時の安心感は雲泥の差です。

 

×電気製品的な起動時間

 

電源Onの際の起動は非常に早いです。風景撮りであれば、さほど一眼レフと変わらない程です。ただ、瞬時に電源を入れて即シャッターを切る様な時は、どうしても1秒位遅れてしまいます。スキーの大会で、ブラインドになっている緩斜面から撮影ポイントの急斜面へ落ち込む位置などは、予想に反して急に稜線から選手が出現します。勿論、今はD850(以前はD5)だったので、バッテリーは気にせず、電源Onで待ち構えておりました。

 

ミラーレスの場合、電池の持続時間を気にしたり、間が空けばスリープ状態になりますので、ファインダーも消えてしまいます。この辺りが現在のミラーレスの特定用途のみに言える小さな弱点ではないでしょうか。

 

念のため記します。

 

冒頭で記した通り、起動は相当早いです。風景撮り、ポートレートなら何ら気にならない早さです。

 

〇クロップ撮影が使い易い

 

題名を読むとクロップ撮影を常用している様に見えますが、従来はレフ機で全く使っておりませんでした。レフのクロップモードは、ファインダー内の外周に半透明の黒い幕が表示され、中央の黒抜き部分がAPS-Cなどの撮影範囲となっておりました。小さくて何か使う気が起きませんでした。

 

ミラーレス機の場合、クロップモードにすると、中央のAPS-C範囲等が、ファインダー100%領域に拡大して表示されるので、ファインダー、LCDともAPS-C機で撮影しているのと同じ様な感覚で撮影が可能です。

 

具体的には、超望遠が必要にも関わらず、荷物に制限がある場合、ワンランク短いレンズであるAF-S70-200mm F2.8で代用し、1.5倍換算で撮影する際、非常に重宝します。Z7の高画素を活かし、クロップしても十分過ぎる画素数を確保可能です。

 

◆ポートレート写真に関して(良い点は〇、悪い点は×で箇条書き)

 

◎フォーカスポイント

 

プログラムアップデートにより、瞳AFが使える様になりました。アップデート前は、あまり気にはしておりませんでしたが、2019年にポートレート用(勿論風景撮りでも使います)に新規投入したAF-S28mm F1.4EとAF-S105mm F1.4Eの2本をFTZアダプタを介して使用する事が多くなり、絞り開放の1.4で撮る際、非常に歩留まりが良くなる事を激しく実感出来ます。

 

レフ機の時は、絞り開放で10枚撮って、瞳に完璧なピン当れた枚数が3-5枚だとすると、7-9枚といった歩留まりへ大幅上昇しました。これにより瞳合焦による写真選別は殆ど不要となり、構図や表情等のみで選別を行い、最後に念の為、瞳ピントチェックすれば良くなり、大幅に納品までの時間が短縮可能となりました。

 

×ワイアレスストロボの使いにくさ(Nikon全般)

 

Z7に限らず、Nikonレフ機、ミラーレス共通の欠点として記しますが、スレーブモード(ワイアレス多灯ストロボ)の操作性が改善されておらず、非常に使いにくいです。スタジオなどで、三脚に据えてゆっくり設定変更出来る状況ならば良いですが、屋外などでサクサク撮る際、個別のワイアレスストロボの出力を調整するのは本当に面倒です。

 

下記機材を使用しております。

・Z7/D850 

・WR-10送受信機(入手困難につき、4セット確保。2020年後継機発売の模様)

・SB-5000ストロボ(4台)

 

メニューボタンからワイアレスストロボの個別設定迄のメニュー階層が深すぎて、実践的ではありません。メニュー設計された方は、ワイアレス多灯撮影を実践された経験が無いと予測されます。また、そこは目を瞑ったとしても、Nikon機の柔軟で多彩なファンクションボタン等へのカスタマイズも、何と沢山選択肢があるにも関わらず、ストロボ個別設定が無いのは致命的です。プログラムでどうにでもなる事なので、アップデートによる改善を期待します。

 

アップデートが成されぬまま、昨年末、NissinジャパンよりMG80Proニコン用がようやく発売になった為、ストロボはNissinへ移行しようと思います。Nissinのストロボは、クリップオンのコマンダーから行う為、非常にダイレクトに操作可能で、めちゃくちゃ使い易いです。

 

コマンダーもAir1という旧型は持っておりましたが、Air10Sという現行型へ移行し、非常に使い易く、見易く、わかり易いです。とりあえず2台を導入しました。SB-5000を手放してあと2台追加予定です。

 

以上、久々の更新で長々とZ7のレビューを書かせて頂きました。また途絶えない様に更新したいと思います。

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